猫のいる風景

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生誕100周年を迎える 昭和の代表的グラフィックデザイナー、 山城隆一。 半世紀以上にわたり ファンに愛され続けている 彼の愛猫たちのイラスト、約200点と エッセイを一挙収録。 「デザインに悲しみは盛れないか」。 詩人の魂を持つ稀有なデザイナーが描いた 「詩になる猫たち」との愛おしい日々。 「猫を通して、やさしさとか、かなしみ、よろこびとか、いたみみたいなものが描けないものかって……そうしたらもっと僕の心がより多くの人に伝わるんじゃないかって、ね」(山城隆一 『猫がいて幸せ』澤口敏夫著より) 共に生活したものでなければ気付くことができないふとした仕草や表情を捉え、デザイナーならではの豊かな色彩感覚で表現された、愛しい猫たちの絵の数々(実に200点以上)。そして、楽しくユーモラスに、そして時に物悲しく、いきいきと活写された「猫がいる風景」を描いた傑作エッセイの数々。それらを一挙収録した山城隆一の「猫仕事」の集大成ともいえる作品集が完成。 「においも声も感触もある、生きた猫である。得も言われぬ暖かい感情が湧く」(出久根達郎) 「猫は画家の自画像である」(吉田 臣) 第一章では1970年代、第二〜三章では1980年代、そして第四章では1990年代の作品を時代を追って収録し、第五章では著書『猫の独白』収録のエッセイを全文掲載した構成。作家の出久根達郎氏やデザイナーの吉田臣(前コミュニケーション・アーツ・R代表)など、著者に縁のある方々の言葉を織り込みながら、山城隆一が、猫の絵を通して伝えようとしたものを、読者の方々それぞれに感じて頂きたい一冊。 【こちらからも購入できます】 ![]() ![]() ![]() ![]() 山城隆一 絵と文 2019年7月31日 発売 A5判/ソフト上製 256ページ
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