フライデー・ブラック

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〈第七回日本翻訳大賞 最終選考対象作品〉 好評2刷! 欧米有名紙などの各メディアで 激賞された規格外の新人、 ブレニヤー衝撃の デビュー短編集、初の邦訳! 差別と暴力と欲にまみれた世界を シュールに描く圧倒的な筆力が、 ブラック・シュールレアリズムの 次世代を告げる! →特設ページはこちら --------------------------------------------------------- 【 試し読みはこちら 】 --------------------------------------------------------- ダークでバイオレント、シュールでどこかユーモラス……ブラック・シュールレアリズムの次世代を告げる圧倒的な筆力に括目せよ! 有名紙や各メディアがこぞって取り上げ、ロクサーヌ・ゲイやコルソン・ホワイトヘッド、ジョージ・ソーンダーズが称賛を送った規格外のアフリカ系アメリカ人作家、ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤーの鮮烈なデビュー短編集の初邦訳! 『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラー・リストに初登場13位でランクインし、同紙のレビューでも激賞。『Vogue』『Elle』といったファッション誌や「ハフィントン・ポスト」「バズフィード」などのネットメディアでも取り上げられ、人気テレビショー「Late Night with Seth Meyers」に著者本人が出演するなど、新人としては異例の注目を集めた新進作家、ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー。そのデビュー短編集『フライデー・ブラック』の初の邦訳版(訳者はブラックカルチャーに縁の深い米国在住の翻訳者/ライターの押野素子氏)。 現代に生きるアフリカ系アメリカ人につきまとう暴力と理不尽さを描いて鮮烈な印象を残す「フィンケルスティーン5」、大量消費社会のグロテスクな姿をホラー的感覚でブラックユーモアたっぷりに描いた表題作 「フライデー・ブラック」などの短編、全12編を収録。 新人作家としては破格の注目を集め、一躍アメリカ文学界の最前線に立つ一人となったナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー。その視線は、ローカルな日常から近未来的なディストピアを照射し、全人類に根源的な問いかけを挑む。 音楽の世界ならケンドリック・ラマー(ラッパー初のピュリッツアー賞受賞者)やチャイルディッシュ・ガンビーノ(2019年度のグラミー賞受賞者)、映画・テレビの世界ならばジョーダン・ピール(『ゲットアウト』『アス』)やドナルド・グローヴァー(テレビドラマ『アトランタ』。チャイルディッシュ・ガンビーノと同一人物)など、新世代のアフリカ系アメリカ人クリエイターたちの感覚と呼応する、アメリカ文学界からのパワフルでシニカルでスリリングな一撃。 「ブラック・ライヴス・マター」の過酷な現実に生きながら、日常SFともいえるようなシュールでストレンジな展開を生み出す想像力の豊かさやその筆力は、一度足を踏み入れた読者を引きずり込むような圧倒的な引力をもつ。 映像や音が浮かんでくるような臨場感のある物語体験と、根底に流れる強く深いメッセージ性を、身体で感じてください。 ----------------------------- <目次> ・フィンケルスティーン5 ・母の言葉 ・旧時代<ジ・エラ> ・ラーク・ストリート ・病院にて ・ジマー・ランド ・フライデー・ブラック ・ライオンと蜘蛛 ・ライト・スピッター──光を吐く者 ・アイスキングが伝授する「ジャケットの売り方」 ・小売業界で生きる秘訣 ・閃光を越えて ・謝辞 ・解説 藤井 光(英文学者、同志社大学教授) ・訳者あとがき ----------------------------- 【こちらからも購入できます】 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「こまくさweb」で連載中! ![]() 『フライデー・ブラック』を通して感じた思いを、未だBLMの火が燃え続けるアメリカの今に照らし合わせてみました。センセーショナルな話題だけでなく、同時代人としてのアフリカンアメリカンの生活や素顔にも迫ってゆきます。 ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー 著/押野素子 訳 2020年2月3日 発売 四六変形判/上製 328ページ
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